子供と犬(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より) Child and Dog (Portfolio of 30 Original Etchings by Édouard Manet)こどもといぬ(「まね、30てんのおりじなる・えっちんぐしゅう」より)
解説
本作は、マネが画家アルベール・ド・バルロワと共同で初めて構えたアトリエで1858年から59年にかけて助手をしていたアレクサンドルという少年を描いた水彩画に由来している。アレクサンドルはマネの初期の油彩画《サクランボを持つ少年》(グルベンキアン美術館蔵)のモデルにもなったが、60年に彼はマネのアトリエで自らの命を絶ってしまう。詩人であり批評家であったシャルル・ボードレールはこの衝撃的な出来事を散文詩「紐」に託してマネに送った。細かなタッチをきかせ、丁寧に仕上げられた本作は、友人への返辞、彼への追悼の想いも込めて手がけられたのかもしれない。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09