死せる闘牛士(「マネ、30点のオリジナル・エッチング集」より) The Dead Bullfighter (Portfolio of 30 Original Etchings by Édouard Manet)しせるとうぎゅうし(「まね、30てんのおりじなる・えっちんぐしゅう」より)
解説
本作は1864年にマネがサロンに出品した《闘牛士のエピソード》(下部にあたる《死せる闘牛士》はワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)の一部を版刻したものである。一部というのは、マネはこの作品をサロン閉幕後、上下に裁断してしまい、その下半分をモティーフとしているからである。元々の作品では上部に小さく描かれた牛と観客が配されていたという(上部のうちの一部は《闘牛》と題してワシントンのフリック・コレクションに収蔵されている)。本作では倒れた闘牛士の姿態や肩から床に広がる血だまりなど、原作に勝るとも劣らない描写を適えるとともに闘牛士の死という厳粛な題材を巧みに描出している。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09