解説
古九谷の作風は大きく五彩手と青手の2つに分かれる。本展では青手を展示する。青手は意表をつく彩色や斬新なデザイン、構成でまとめるものが多く残されている。本作は、勢い良く描かれた牡丹に着彩された紺と青に、黄彩の2種の花小紋が対比し、緑の力強いひし形木目状の水文の縁がいっそう効果を高めている。通常ならば赤など暖色で描かれるべき牡丹を寒色に置き換えたことで、見るものを引き付け、非現実的な視覚世界へと導いている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09