解説
静岡県富士市吉原を流れる鈴川に取材した作品で、水面に雪をかぶった富士山が、凛然として格調高く映っている。葛飾北斎「冨嶽三十六景 甲州三坂水面」の逆さ富士とは趣が異なり、あくまでも実景を大切にしている。中景の松木立によって遠近感がよく表され、明暗の表現により松木立や家屋にも立体感がある。単調になりやすい構図を手前の湿地、中景の河川、そして遠く雪をいただく富士の稜線が、画面に見事な変化をつけている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09