解説
こぼれんばかりに咲き誇る藤の花。その枝に群がるスズメたちは嬉しそうに会話を交わしているようだ。和亭の真骨頂である花鳥画の技倆をいかんなく発揮した堂々たる大幅である。藤の枝葉や岩肌の表現には和亭が明清画から習得した没骨描法が駆使されている。書き付けには「庚子寿日」と記されており、本作が明治33年(1900)、和亭71歳の作だと分かる。この年は和亭が没する前年にあたるが、最晩年とは思えないほどその画技は細におよんでいる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09