解説
四季折々の花と鳥が所せましと描かれ、よく見ると下方から、夏、秋、冬、春の流れで季節を変えモチーフを配置しているのが分かる。鳥はクジャクをはじめ、キジ、ウズラ、スズメ、ハクセキレイ、アカゲラ、ウグイスなど17種、花卉は芍薬、椿、桜、梅、海棠、古金襴、牡丹など11種を数える。また左上の書き付けから、嘉永3年の重陽の節句の3日前、9月6日に玉禅書屋で描かれたことが分かる。単なる花鳥画に終わらせず、中央に土坡と小川の流れを描き、花鳥とかけ合わせる画想はいかにも梅逸らしく、精確な筆致で描かれた花や鳥たちは大らかな生気に満ちている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/04/29