解説
「想夫恋」は雅楽の曲名で男を恋慕する女心の曲である。本作は『平家物語』の一場面を描いたもの。源仲国が天皇の命で、嵯峨に隠れ住む小督を探しに訪れた際、小督が奏でる想夫恋の琴の音を頼りにその居場所を突き止めたというシーン。この場面は『平家物語』を主題とする作品に多く取り上げられる。民謡の黒田節にも「たづぬる人のことの音か」との一節があり、これに由来する。左下には「益信筆」の署名と朱文方印が付されている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/04/29