本文に飛ぶ

解説

愛知に生まれ、岐阜で育った玉堂にとって「鵜飼」は特に親しみ深い風物詩で、15歳の頃には師の望月玉泉を連れて、一緒に長良川まで見物しにいったという。玉堂は、明治28年(1895)の第4回内国勧業博覧会に《鵜飼》(山種美術館蔵)を発表し、3等銅牌を受賞。それ以来、「鵜飼」は彼の主要画題の一つとなり、後に第12回帝展にも出品している。さぞかし注文が多かったのであろう、玉堂はこうした出品作以外に構図、画面や人物の大きさ、色彩などを変えて、無数の「鵜飼」を描き残している。本作は玉堂逝去の3年前の作。夏の夜の温潤な空気と金泥に塗られた漁り火と煙、照らし出された鵜匠と鵜の流れるような躍動感を、小品ながら見事にその画面に捉えている。

メタデータ

教育

規約に従うことで制限なく利用できる

非商用

規約に従うことで制限なく利用できる

商用

規約に従うことで制限なく利用できる

資料固有の条件

東京富士美術館収蔵品データベース掲載のデジタル画像の原作品は、著作権保護期間が満了したパブリックドメイン(PDM)です。本デジタル画像作成により当館が有し得る著作権等の権利についてはCC0を適用します。

収録されているデータベース

東京富士美術館収蔵品データベース

日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。

2026/04/29