解説
具足とは事物の完備、充足を示す言葉だが、武家の全盛期に至って完備した大鎧の形式をさすようになった。この具足は江戸時代後期の重厚な、そして堂々たる風格の逸品で、小栗上野之介の所用と伝えられる。甲冑の主要部分を構成する黒い小札と紺色の威絲が重量感を草摺と前立の金が豪華さを与え、細部にいたるまで精緻な技巧を凝らした作りが見事である。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09