解説
耳杯は「さかずき」のことで、案はお盆をさす。本来は漆器で作られるが、これは墓の副葬品として土で作られており、赤と黒の絵具で彩色することで漆器の質感を表している。杯と案は一具であり、そろっているのは珍しい。おそらく華北の前漢墓から出土したと考えられる。冥界での死者の宴を願い、副葬したのである。さらには華北では華南産の漆器が人気があったことが窺えて興味深い作品である。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09