解説
『平家物語』の「敦盛最期」の一齣。一の谷の合戦に敗れ、逃れようとする平敦盛に対し源氏方の熊谷直実が正々堂々戦うよう求める姿を描く。最終的に直実は敦盛を捕えるが、自分の息子と同じ頃の敦盛を見て躊躇してしまう。しかし他の手勢が迫るのを見て、なくなく敦盛を討ち取るという情感こもる場面へつながる。土佐派はこうした物語絵を大らかかつ精緻な筆で描いた。海や松などの添景、兵士や馬の表情、武具の細部まで精細に描写している。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09