解説
ナポレオン3世(在位:1852-70)の妻、皇后ウジェニーを描いた肖像画。スペイン貴族の家の娘として、スペインのグラナダに生まれる。幼い頃、パリのサクレ・クール寺院の修道院で教育を受けた。彼女の美貌はパリの社交界では有名で、数名の貴族から求婚されたが全て断っていたという。皇帝ナポレオン3世と即位の翌年に結婚。彼女はオートクチュールの創始者シャルル=フレデリック・ウォルトに宮廷の衣装を手がけさせ、パリの社交界のファッションリーダー的な存在となった。本作では式典用の礼服に身を包んだウジェニーの姿が描かれている。こうした礼服にも当時の流行である「クリノリン・スタイル」の釣鐘状に広がったスカートが用いられているのが確認できる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/04/29