解説
珍しい形をしたこの壺は、レカネと呼ばれ、おそらく香料などを入れるための入れ物であったと想像される。左右に直立した2つの把手、整った蓋、6つの突起したボタン状の飾りをつけた格調高い容器である。壺の前後には一枚布を身体に巻きつけた形のドレーパリー姿に髪飾りをつけた6人の貴婦人たちが戯れる様子が細筆を用いて生き生きと描き出されている。こうした手法は赤絵(または赤像式ともいう)と呼ばれ、赤い地の色を生かしつつ、影絵のように対象物以外の部分を黒く塗りつぶす形で表現されている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09