解説
類例の少ない作品である。本体を象の形に作り、背に6本の筒型のロウソク立てを備えている。台座は長方形で、台座の周りには蓮弁を巡らせている。象の体には様々な飾りが取り付けられ、背には丸いカーペットの敷物が敷かれている。白磁は6世紀後半、河南省鞏義窯や、河北省邢窯で本格的に生産が始まったが、その完成は8世紀後半である。この作品の年代は蓮弁の様式や造形、白磁の釉溜まりなどからみて、唐時代前期、7世紀後半の作と考えられる。象の姿、台座、ロウソク立てに巡らされた蓮弁など、仏教的要素が強く感じられる作品である。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09