解説
駱駝をかたどった動物や、壁画に駱駝が描かれるのは北朝時代以降である。それは鮮卑族が北朝に加わるようになったことと無関係ではない。山西省太原の楼叡墓(570年)の壁画には駱駝の群像が描かれている。この駱駝に騎乗する髭を蓄えた男は胡人。胡人とはソグド人で、中央アジアに源をもつ商業民族である。駱駝を運送手段に、西方の珍宝を運んだのである。駱駝の背にはカーペットが敷かれ、その上には大きな荷が積まれている。荷台には胡人のペットのサルが乗る。長旅の友なのであろうか。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09