解説
農家に生まれ、土に生きたモーゼスの絵には自身の原体験にもとづく子どもの頃の思い出や消え去りつつある懐しいアメリカの慎ましやかで、ローカルな情景が好んで描かれている。画面手前左から遠景の右方向へ大きく弧を描いて延びる一本の道。そこに連なる緑の木立ちと山々と白い店のたたずまい。素朴でパノラマ的な描写と中間色的な淡い色使いは、そこはかとない郷愁と詩情を醸し出す。ユニークなナイーフ絵画の名品である。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09