三代目中村歌右衛門の長谷雄、二代目中村芝翫の宿禰太郎 The Actors Nakamura Utaemon II as Haseo and Nakamura Shikan II as Sukune Taroなかむらうたえもんのはせお なかむらしかんのすくねたろう
解説
春梅斎北英は、上方(現在の京阪地方)の地で活躍し、同時期の柳斎重春(1802-52)と共に上方の庶民に最も人気のあった浮世絵師。本図は、天保5(1834)年に大坂で演じられた歌舞伎『天満宮愛梅桜松』の一場面に取材したもの。夜桜の下、江戸後期の江戸・上方の歌舞伎界を代表する名優三世中村歌右衛門が演ずる長谷雄と、二世中村芝翫演ずる宿禰太郎。暗闇の背景の中で相対した二人の姿は、画面を緊迫感で包んでいる。衣装に見える細やかな文様の表現など、繊細な表現を得意とした上方絵師の本領が見事に発揮された名作である。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09