解説
1897年、シスレーは数ヵ月の間、南イングランドと南ウェールズを訪れ、カーディフ、ペナースの海岸を描いた。秋、現地で制作した25枚ほどの絵画を携えて戻ってきたが、本作はこの中に含まれていたと思われる。シスレーはこの頃すでに喉頭癌に冒されていたが、最後の生命力をふりしぼるように美しい海岸線をカンヴァスに描きとどめた。近景の人物はシスレーの家族であろうか。ラングランド湾は南ウェールズの港で、シスレーはこの海岸の波打ち際と岩場を淡々とした筆致で描いている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09