解説
鋭い遠近法が、人間の視界ではおよそ不可能な横長のアングルを実現させている。左側のサンマルコ寺院をはじめ建築物の細部描写には、作者の几帳面な筆使いとはっきりとした明暗の使い分けが認められるが、これらが総合されて画面全体の写真的リアリズムが生み出される。ヴェネツィアの水と大気を含んだ空の青と、燦々と降り注ぐ太陽光を受けた地上風景のオレンジとが創りだす色彩のハーモニーは、カナレットの絵画の基調でもある。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09