解説
月桂冠を戴き、白テンの毛皮を裏地とした緋色のガウンを身にまとったナポレオン1世の肖像である。理知的な表情はやや冷ややかな感じがするが、非常に若々しく描かれており、まるで青年を見るようである。流暢な面貌の表現に加えて、柔らかでボリュームのある豪華な白テンの毛皮の質感が見事に表現され、この肖像を見応えのあるものにしている。本作品はその面貌の表現などの様式的特徴から、ダヴィッド派を代表する画家ジェラールの工房で制作されたものと考えられる。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09