源氏物語(車争)図屏風 Folding Screen with Design of the Scenes from the Tale of Genji: Rivalry of the Carriagesげんじものがたり(くるまあらそい)ずびょうぶ
解説
『源氏物語』第9巻「葵」を代表する場面である「車争い」のワンシーンを描く。本作は土佐光茂筆と伝わる《車争図》(京都・仁和寺蔵)の写しと考えられる。賀茂祭(葵祭)の当日、女三の宮が賀茂の新斎院になる御禊の行列に源氏の君も加わることになったため、その行列を見ようとする人々で一条大路は混雑していた。源氏の君の愛人六条御息所もひそかに見物していたが、そこへ源氏の君の正妻葵の上も見物に行き、その従者たちが六条御息所の車を喧嘩ごしで押し退けてしまうという場面。右隻には御禊の行列が描かれ、左隻には六条御息所と葵の上の一行が争う場面が描かれている。屛風の大画面いっぱいに物語のハイライトを大きく描くとともに、賀茂祭の喧噪を今に伝える屏風絵となっている。
収録されているデータベース
東京富士美術館収蔵品データベース
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど様々なジャンルの作品約30,000点の内、約2,000点を掲載。
最終更新日
2026/01/09