解説
県内一円で作られる焼き餅には、麦焼き餅とソバ焼き餅があり、昔は囲炉裏(の灰の中)で焼いた点で共通し、急傾斜地が多いため、小麦・ソバなどの粉食の比重も大きく、積雪・高冷地では特にソバが主要であった。製法等において多様性に富み、時期の野菜が餡の小川村西山の「(灰焼き)おやき」、麦餅を柏葉で包んで焼く北相木村の「柏葉焼き」、お椀で放り投げて形作る川上村の「梁越しソバ(まんじゅう)」、栄村秋山郷で作られてきた「チャナコ、アンボ」、塩サンマの輪切りが具の「サンマのそばだんご」などがある。長野県の伝統的な食文化を代表する「味の文化財」の一つ「焼き餅」として、昭和58年7月13日県選択無形文化財に指定。木曽谷と下伊那南部の山村の朴葉の殺菌力を生かした保存食で、端午の節供の行事食として伝承される「朴葉巻・朴葉餅」は、平成13年3月15日県選択無形文化財に指定。
収録されているデータベース
信州デジタルコモンズ 映像記録
長野県の文化機関の所蔵資料のほか、信州の人々が営んできた身近な生活の記録を画像や映像で残し、「知の共有地」として活用するデジタルアーカイブ「信州デジタルコモンズ」で公開している資料のうち伝統芸能や祭などを収録した映像作品です。
最終更新日
7/10/08