解説
龍渓硯,昭和10年、当時の長野県知事大村清一氏によって命名された「龍渓石」の硯づくりは、今から 170年ほど前の江戸時代末期に高遠藩が財政難を立て直そうと始めたことに遡る。原石は辰野町西方の小横川、横川地区の山中から産する石齢2億年以上の学名「黒雲母粘岩」で、その石質は緻密で堅からず、軟らからず、墨のおりと発色の良いのが特徴。現在でも伝統技法の手彫りにより製造され、青黒色の色合いや自然石としての形や赤褐色の錆などが愛され、書道家、画家はもとより、花器、文鎮、飾石としても愛用されている。「龍渓硯」として昭和62年2月10日長野県伝統的工芸品に知事指定。
収録されているデータベース
信州デジタルコモンズ 映像記録
長野県の文化機関の所蔵資料のほか、信州の人々が営んできた身近な生活の記録を画像や映像で残し、「知の共有地」として活用するデジタルアーカイブ「信州デジタルコモンズ」で公開している資料のうち伝統芸能や祭などを収録した映像作品です。
最終更新日
3/08/09