解説
明治43年(1910)3月、一茶同好會(代表者は中村六郎)が編集発行。小林一茶と親交があった中村家で発見された原本をもとにまとめられた書物。「はしがき」には、文化7年(1810)元旦から文政元年(1818)12月まで(一茶が郷里柏原に戻った全盛時期)の記事を収録した俳諧日記で、掲載俳句数は七千余りと記すほか、現存する珍本であるなど、解説を付記する。前付には、一茶の肖像画・一茶墳墓の写真・七番日記原本巻頭の圖書などを掲載。本文「七番日記」は、原本に忠実な体裁と構成で著され、日付・天気・日常の出来事を記す上段と、俳句・俳文を列記する下段から成る。上段には、妻を娶った時の記事として、文化十一年(1814)四月の部に「十一晴 妻來」や、長男の誕生や生後間もなく死亡の記事なども見られる。下段には、文化八年(1811)二月の部に「春風や牛に引かれて善光寺」、文化十二年(1815)四月の部に「痩蛙まけるな一茶是にあり」など見られる。
収録されているデータベース
信州デジタルコモンズ 県立長野図書館所蔵資料
長野県の文化機関の所蔵資料のほか、信州の人々が営んできた身近な生活の記録を画像や映像で残し、「知の共有地」として活用するデジタルアーカイブ「信州デジタルコモンズ」で公開している資料のうち県立長野図書館所蔵分です。
最終更新日
2011/02/07