解説
彩色を施さず、繊細な墨線によって描かれた白描画です。七福神の一柱である大黒天は、一般的に、左肩に大袋を背負い、右手に打ち出の小槌を持ち、米俵の上に乗る姿で描かれます。しかし本作品の図像は独特で、袋は小さく、米俵は稲穂に変わり、虎を従わせた大黒天が帯びる刀は、古墳時代の頭椎大刀のように見えます。右下に「大正甲子元旦」とあり、1924年(大正13)の制作とわかりますが、署名は謹直な楷書体で、この時期の竹坡の作品にみられる縦長の書体とは異なっています。
収録されているデータベース
新潟県立近代美術館・万代島美術館所蔵品データベース
新潟県立近代美術館(長岡市)と新潟県立万代島美術館(新潟市)共有の所蔵作品のデータベースで、作品情報を検索・閲覧することができます。データベースは随時更新しています。
最終更新日
2026/01/26