白磁銹花 牡丹唐草文 瓶 BOTTLE, porcelain with sgraffito design of peony scrolls carved through underglaze iron-brown slipはくじしゅうか ぼたんからくさもん へい
解説
口の小さないわゆる「梅瓶(めいぴん)」の下半分を断ち切ったようなこうした瓶は、俗に「太白尊(たいはくそん)」あるいは「吐魯瓶(とろぴん)」と呼ばれています。白磁の胎土に鉄泥を掛け、文様の背景部分を掻き落としています。結果として鉄泥による褐色の牡丹唐草文が白磁の中に浮かび上がっています。こうした技法は、定窯白磁に磁州窯の装飾技法が応用されたものといえ、定窯でも珍しい作品です。中国国家博物館に類似の技法で金の「皇統元年〔1141〕置」銘の墨書のある枕があることから、こうした技法はとくに金時代に展開したものと考えられます。
収録されているデータベース
大阪市立東洋陶磁美術館収蔵品画像オープンデータ
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最終更新日
2024/09/10