解説
東京都小平市は、江戸時代、多摩川から水を引くためにつくられた玉川上水の開通とともに開拓された土地です。しかし稲作ができるほど水は使えず、作られたのは麦など畑の作物でした。小麦を使った郷土料理の「うどん」は、麦の風味が強く、コシの強さが魅力。つゆに入れるのは、小平では「糧(かて)」と呼ばれる季節の野菜。栄養を考えてのことだけでなく、うどんを節約するために糧で少しでもかさを増やしたんだそう。そんな小平の貴重な小麦を使ったうどんは、冠婚葬祭など特別な日にだけ食べることができました。武蔵野台地の小麦が生んだふるさとの味です。
(この動画は、2018年に放送したものです。)
