解説
松永久秀〈まつながひさひで・1510-77〉は、戦国時代の武将。出自や前半生についての詳細は不明。三好長慶(みよしながよし)に仕え、右筆もつとめた。が、永禄6年〈1563〉長慶の子義興(よしおき)が没すると(久秀が毒殺したとも伝えられる)、落胆した長慶も翌年病死、その後は幼き後嗣義継に代わって久秀が専横を極める。さらに、三好三人衆(三好長逸・三好政康・石成友通)とともに第13代将軍足利義輝を襲い、死に至らしめた。やがては天正5年〈1577〉織田信長に叛旗を翻し、信貴山(しぎさん)城にたてこもって自害し果てた。久秀は茶の湯を武野紹鷗(たけのじょうおう)に学んだ数寄者でもあり、数々の名物茶道具を所持した風雅な一面も知られる。藍の雲紙に、金銀泥で草花が大振りに描かれた料紙に、堂々かつ闊達な筆跡を残している。
収録されているデータベース
Keio Object Hub
慶應義塾には、160年を越える歴史の中で集積された多様な領域にわたる文化財コレクションがあります。これらのコレクションは、図書館、研究所にとどまらず、学部や一貫教育校など学内のさまざまな場所で収蔵・活用され、専門性を反映した豊かなコレクション・データベースが編まれてきました。 Keio Object Hubは、これらのデータベースを連携させ、展覧会や講演会など、学内で展開する文化関連活動と結びつけ...
最終更新日
2022/07/03