解説
葉山嘉樹(1894~1945年)初の作品集。初の作品集。表題作は獄中で執筆。主人公が怪しい男二人に導かれ暗い室内で見たのは、裸で横たわる瀕死の女性だった。観賞料を要求する彼らに思わず怒りを覚えるが、事情をきくと、その収入で彼女に食物や薬を与え介抱しているのだという。絶望の底で助け合う労働者の殉教者的な像が浮かび上がる。 装丁者は、図案化された「夢」の字から、柳瀬正夢(1900~45年)。モダンな作風の内に、収録作のモチーフを巧みに織り込んでいる。
収録されているデータベース
北海道デジタルミュージアム
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最終更新日
2026/05/29