解説
松岡映丘は(1881–1938)は、兵庫県生まれ。橋本雅邦、山名貫義に師事した後、東京美術学校(現・東京藝術大学)で日本画を学んだ。大正から昭和初期にかけて新興大和絵運動を展開し、近代日本画に新古典の境地を開いた。本作は、今に生きる女性をモチーフに描きながら、古典的画趣を失わず、清新さとたおやかな色香をたたえた秀作。明かり障子を開けて外を見る女性。そのしどけない姿と、袷の青が印象的だ。室内にのぞきみえる香水瓶や化粧瓶が置かれた鏡台、雨上がりの濡れた屋根、花びらを散らす桜に赤い椿。女性をとりまく情景は、何かしらのドラマを感じさせ、見るものに静かな余韻を残す。
収録されているデータベース
北海道デジタルミュージアム
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最終更新日
2026/04/08