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家形埴輪 Tomb Sculpture ("Haniwa"): Houseいえがたはにわ

解説

これは埴輪(はにわ)。3世紀から7世紀に造られた、有力者や王の墓である古墳(こふん)を飾った素焼きの土製品です。家の形をしていますが、実際の家だとしたら、ずいぶん屋根が大きいように見えますね。この特徴的な屋根のことを入母屋(いりもや)造りといいます。屋根の上の部分が切妻(きりづま)造り、下の部分が寄棟(よせむね)造りという二重構造になっています。現在でも、お寺やお城の建築で見ることができます。
上の屋根の反ったところには、風や雨の吹き込みを防ぐ板や、それを横に支える梁(はり)のようなものが再現されています。また、屋根全体に線が刻まれています。カヤやワラなどで屋根をふき、その上を抑える押縁(おしぶち)などの建築構造を線で表現しているのでしょう。壁面には窓が4つ、側面には、窓よりも少し大きく逆さまの凸型で表現された入り口が2つあります。窓が沢山あることから、この建物が倉庫ではなく住居であることがわかります。
家形埴輪は、ものの形をかたどる形象埴輪の中でも、一番早い段階から作られました。古墳に葬られた人物が住んでいた家を表していたのかもしれません。大きく立派な家ほど格式が高く、中心的な建築でした。この埴輪も、格式の高さをより強調するためか屋根全体を大きくし、また先端を大げさに反らせデフォルメしていますが、細かい建築構造まで再現されています。今は遺跡でしか知ることのできない当時の建築の様子を伝えてくれる貴重な史料です。

メタデータ

教育

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収録されているデータベース

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ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。

2026/07/20