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神人車馬画像鏡 Mirror with Deities, Mythical Beasts, and a Chariotしんじんしゃばがぞうきょう

解説

画像鏡は鏡の背面に、半肉彫りで表現された絵画的な図像をもつ。中国で後漢から三国時代にかけてつくられた。主文様の図像は画像石の表現と類似し、神仙(しんせん)思想にもとづいた神人、龍虎、車馬、狩猟などを主題とする。本例では東王父、西王母の二神仙と、龍虎、車馬が描かれる。


 画像鏡とは鏡の背面に、絵画的な図像をレリーフ状に表わした鏡のこと。中国の後漢時代から三国時代にかけて作られました。その図像は墓室の壁面を飾った画像石と共通性が強く、天上の神々や仙人たちについて説いた神仙思想に基づいています。
 本作の場合、紐を通す鈕(つまみ)を中心として、龍や虎、霊獣が曳く車などとともに東王父と西王母という神が相対し、古代中国の世界観を表わしています。またその周囲には銘文があり、「この鏡は美しく珍しいもので、持つ者の両親は長生きし、子孫にも良く、末永く富み栄える」というおめでたい内容が記されています。
 この鏡が出土した佐味田宝塚古墳は全長111.5mの前方後円墳で、明治14(1881)年に、粘土でつくられた中央の墓室から玉類や石製品とともに31面以上の銅鏡が出土しました。その中には日本列島独自のデザインを持った鏡とともに、本作のように中国から輸入された鏡も多く含まれ、当時の国際性豊かな文化をうかがわせます。

メタデータ

教育

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2026/07/20