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振袖 白縮緬地梅樹衝立鷹模様 Long-Sleeved Kimono (Furisode) with Falcons on Standing Screens with Plum Treesふりそで  しろちりめんじばいじゅついたてたかもよう

解説

 振袖とは、袖を長く仕立てた着物のことを指します。絹地に梅の樹が描かれた衝立と、その上にとまる鷹があらわされています。梅は、複数の衝立を渡るように、枝ぶりの見事な一本の木として表現されています。
 衝立と鷹は、友禅染(ゆうぜんぞめ)という独特の染め技法で描かれています。絵画的に自由に模様を配置できるのが友禅染の特徴です。衝立の細かい木目や、鷹の羽の一筋ひとすじをあらわす、白く細い輪郭線をご覧ください。これは糊を置いて、生地に色が染み込まないようにした部分です。この糊の線から外にはみ出さないよう、筆で模様に色を挿していくわけです。大変細かい技術であることが分かります。
 友禅染のほかにも、衝立の梅の花などは紅糸や金糸による刺繍、そして周辺の地ににじむように広がる紫色の部分は「爆弾染(ばくだんぞめ)」と呼ばれる染によってあらわされています。さまざまな技法、大胆な構図と豊かな色彩が特徴的な、華やかな振袖です。


にじむように広がる紫色の部分は、江戸時代の雛形本で「つかみ染」と記される絞り染で、享保年間頃に流行しました。衝立にとまる鷹を絵画のように繊細かつ華やかに染めた振袖は若い男性が着用したものでしょう。友禅染技法がもっとも卓越した江戸時代中期における優品です。
+ひながたぼん+ +しぼ+ +きょうほう+ +ゆうぜんぞめ+

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2026/07/20