本文に飛ぶ

小袖 染分綸子地若松小花鹿紅葉模様 Kimono (Kosode) with Young Pines, Small Flowers, Deer, and Autumn Leavesこそで そめわけりんずじわかまつこばなしかもみじもよう

解説

小袖とは、袖口の開きが狭い着物の呼び名です。この小袖は、ひと目みて、斜めに大きく区切られた大胆なデザインが、斬新な印象を与えます。このように、小袖全体を絞り染めで大きく区切り、染め分けた上に細かい刺繍で模様をあらわしたものを「慶長小袖」と呼びます。黒地の部分は細かい模様が刺繍されています。近づいてじっくりとごらんください。離れて見る大胆な印象とはまた違う、繊細でかわいらしい雰囲気が感じられます。吉祥模様であり新春のモチーフでもある若松、春を思わせる赤と白の小花模様、和歌に詠まれ、花札にもデザインされている「紅葉に鹿」など、さまざまな季節が同居していることも特徴です。いつの季節にも着られる晴れ着だったのでしょう。このような四季の表現、そして和歌を題材にした文学的要素があることも、日本ならではのデザインといえるでしょう。離れて見ても近づいて見ても、異なる楽しみ方のできる作品です。


地を埋めつくすように模様を表わす「地無小袖」です。鋭角の三角を並べた雁木模様が斬新なデザインです。黒地に紅白の花あるいは紅葉に鹿模様の刺繡、黒地鹿の子絞り、藍地鹿の子絞りに染分けています。紅葉に鹿の模様は和歌の歌枕である「三笠山」をイメージしています。
ルビ:じなし ししゅう うたまくら

メタデータ

教育

規約に従うことで制限なく利用できる

非商用

規約に従うことで制限なく利用できる

商用

規約に従うことで制限なく利用できる

収録されているデータベース

ColBase

ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。

2026/07/20