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銅梅竹透釣燈籠 Hanging Lantern with Plum Trees and Bambooどううめたけすかしつりとうろう

解説

 形姿、透文様の美しい釣燈籠。火袋(ひぶくろ)は円筒形にして、梅樹と竹を透かす。台、火袋、笠まですべて共造で、高い技術を示す。笠に天文十九年の銘文があるが、当時茶の湯釜の生産地として名高かった下野佐野(しもつけさの)(栃木佐野市)の天明で製作されたと考えられる。  


 寺院で軒につるして使われた燈籠です。
中に小さな皿を入れて油を満たし、そこに灯心を入れて灯りをともして使われました。火は、水、花、香とともに供物として仏に捧げられるもの。燈籠は仏教ではたいせつな道具のひとつです。
 バランスがよく美しい姿もさることながら、見どころはやはり透し文様でしょう。可憐な梅の花としなやかな竹が表わされています。梅の花のしべや竹の節、さらに小さなたけのこまで、丁寧に表わされています。灯りがともされて、梅と竹が影絵になってゆらゆらとゆれるさまを想像してみてください。幻想的で、うっとりするような美しさです。
 笠には天文十九年の銘文があり、当時茶の湯釜の生産地として名高かった下野佐野(しもつけさの)(現在の栃木県佐野市)の天命(てんみょう)で製作されたと考えられています。茶釜は通常鉄でつくられるもの。天命でつくられた銅の作品は珍しくたいへん貴重なものといえるでしょう。

メタデータ

教育

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2026/06/08