本文に飛ぶ

興福寺曼荼羅図 Kofuku-ji Mandalaコウフクジマンダラズ

解説

春日大社と興福寺を1画面に描く春日社寺曼荼羅であるが、これほど興福寺伽藍の比重が大きい例は珍しい。諸尊は金箔を置いた上に墨線でかたどるいわゆる皆金色(かいこんじき)像で、適宜明るい彩色を加える。細密画的描写ながら荘厳(しょうごん)を尽くした豪奢な作風である。仏像群の状態は、治承4年(1180)の炎上以前を表わしているが、様式の上からは鎌倉初期の制作と思われる。あるいは伽藍記録の意図が込められていたのかもしれない。現存最古の垂迹画(すいじゃくが)としても貴重な遺例である。

メタデータ

教育

規約に従うことで制限なく利用できる

非商用

規約に従うことで制限なく利用できる

商用

規約に従うことで制限なく利用できる

収録されているデータベース

ColBase

ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。

2026/07/20