解説
藤原定家が、左近衛少将から左近衛中将に転任することを願って提出した申文。同僚との比較、転任を希望する理由などを記す。その結果、建仁2年(1202)10月に長年の宿願を果たした。本文書は九条家伝来で、昇進には、九条良経【よしつね】(1169~1206)が関与した可能性が高い。(160913_平企:和紙の魅力)
料紙の表面はやや繭肌【まゆはだ】で、顕微鏡では繊維の方向性は無く、切断した藍着色繊維がみえる。簀目は確認できない。簀のある面に文字を書いており、溜め漉きとみられる。定家が九条良経に宛てたと推定され、当時の公家社会で広く使用された檀紙の一種と考えられる。
収録されているデータベース
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最終更新日
2026/07/20