めんないちどり(見立由良之助一力遊興) Blindman's Buff (Allusion to Yuranosuke at the Ichiriki Teahouse)(みたてゆらのすけいちりきゆうきょう)
解説
「仮名手本忠臣蔵」七段目には、大星由良之助が仇討を忘れたと見せかけて祇園の一力茶屋で遊び呆けて敵を油断させる場面がある。粋な遊び人を示す紫の衣装、「目んない千鳥」(目隠し鬼)で女性たちに囲まれる華やかで艶っぽい場面。本図は、その場面に見立てられる。(20141126_h102)
鳥高斎栄昌が描いた浮世絵版画です。華やかな遊興の場で、女性たちが遊んでいます。中央の紫色の着物の女性は、扇で目元が半ば隠れており、何かに手を差し伸べています。周りには、色とりどりの装いの、はやしたてるような女性たち。賑やかな歓声が聞こえてきそうな場面です。これは、「目んない千鳥(目隠し鬼)」という遊びの場面なのですが、中央の人物、実は『仮名手本忠臣蔵』に登場する、赤穂事件の大石内蔵助(おおいしくらのすけ)をモデルにした大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)を女性に見立てています。『仮名手本忠臣蔵』七段目に、大星由良之助が、敵を油断させるため、仇討ちを忘れたように見せかけて、祇園・一力茶屋で遊び呆ける場面があります。粋な遊び人を示す紫の衣装と、めんないちどりの遊びの場面で、見る人にはこれが大星由良之助と分かったのでしょう。
収録されているデータベース
ColBase
ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。
最終更新日
2026/03/30