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月次風俗図屏風 Genre Scenes of the Twelve Monthsつきなみふうぞくずびょうぶ

解説

公家や武家、そして庶民にいたる様々な階層の風俗を描く。右端には旧暦正月の羽根つきや毬打*だきゅう*、二番目の画面には三月の花見、左端には十二月の雪遊びなどが見える。季節や月ごとの行事を描く、伝統的なやまと絵画題である月次絵*つきなみえ*の形式を継承したもの。


 日本の伝統的な大和絵の画題のひとつに、1年12ヵ月の行事や風俗、自然の美しい景観などを月の順に並べて描く「月次絵」(つきなみえ)があります。平安時代中期(9世紀末~10世紀)以降に、和歌と結びついて流行したもので、画面にはそれぞれの月の情景を詠みこんだ和歌が書かれていることも多く、歌枕(うたまくら)などで知られた諸国の名所が、それにふさわしい月の風景として描かれる名所絵風のものもありました。
 この作品は、その「月次絵」の形式を継承して、室町時代・16世紀に描かれたものです。公家や武家、そして庶民にいたるまで、様々な階層の人々の風俗が描かれています。
 向かって右から、旧暦正月の羽根つきと打毬(だきゅう)、2枚目のパネルは3月の花見を、3枚目と4枚目は5月の田植えの風景を連続して描いています。以下、5枚目は5月で競馬(くらべうま)と衣更(ころもがえ)、6枚目は月が不明ですが犬追物(いぬおうもの)と蹴鞠(けまり)、7枚目は8月で富士山麓の巻狩りと十五夜の満月、8枚目は12月で雪遊びなどが描かれています。
 それぞれの場面に描かれる人々の生き生きとした姿をお楽しみください。

メタデータ

教育

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収録されているデータベース

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2026/06/22