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解説

 筆数が多く、潤いのある筆墨法や、山の高さを志向する構図法から、作者は15世紀末を中心に活躍した禅僧画家、岳翁と考えられる。画中の人物とともに絵の中を歩み、中景の楼閣に登れば、広がる水面のかなたに美しい山々を眺めることができそうである。


 高く険しい山が重なる風景を描いた水墨画です。近景から遠景へ、下から上に積み上げていくような構図が、山の高さを際立たせています。画面左下、渓流ぞいの山道を登っていく人物が描かれています。この人たちはどこに行くのだろうとその先をたどってみると、切り立った崖の上に道があり、その向こうには美しい滝が見えています。見上げれば、山の中腹には立派な楼閣があります。どうやら、この人物はこの楼閣をめざしているようです。
 ここまで登ると、どんな景色が広がっているのでしょうか。眼下に広がる水面を見渡す、いい眺めが期待できそうですね。
 こんなふうに、画中の人物の視点で景色を想像しながらみると、この小さな絵もひろびろとした風景に感じられるのではないでしょうか。

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教育

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2026/07/20