解説
旧養徳院方丈を飾った障壁画のうち、最古の部分は延徳二年(一四九〇)頃のものだが、絵はその後、改造や加筆が何度もなされた。本作は、江戸時代には「山水図小襖」などとともに室中を飾っていた襖である。宗継が描いた「山水図襖」などとは作風が異なり、十八世紀には周文筆と言い伝えられていた。後世に大幅な加筆が加えられており、中世のものか、後に追加されたものか、制作時期の正確な判断が難しい。基本的な構図やモチーフは室町時代の水墨画のスタイルをふまえており、何かしら原画の情報を留めている可能性もある。
収録されているデータベース
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最終更新日
2026/07/20