解説
手鑑は経巻や歌書・消息などの巻子本や冊子装からその一部を切り取って収集し、帖に編集したもので、古筆切の筆者の定め方、古筆の種類や、その配列の次第などから古筆鑑賞の推移をうかがうことができる。
この手鑑は奈良時代から室町時代までの242葉のすぐれた古筆切を収めたもので、江戸時代を通じて筆跡鑑定の中心的存在となっていた古筆家の台帖として代々伝わった由緒深いものである。
図版のうち室町切は西本願寺本三十六人家集の1本である人麿集下の断簡で、他に1葉現存するのみ。次の岡寺切も同集のうち源順集の断簡で類品は少ない。いずれもこの手鑑中、12世紀初頭の「かな」の優品である。
収録されているデータベース
ColBase
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最終更新日
2026/07/20