マツヤ(魚)に化身したヴィシュヌ(マツヤ・アヴァターラ) Vishnu's Incarnation as a Fish (Matsya Avatar)マツヤ(さかな)にけしんしたヴィシュヌ(マツヤ・アヴァターラ)
解説
インドでは、インド神話や、シヴァ神、ヴィシュヌ神などのヒンドゥー教の神々、王の肖像や歴史的なエピソード、男女の恋愛などさまざまなテーマを描いた、細密画と呼ばれる絵画のジャンルが発達しました。細密とは緻密で細かいという意味です。人物の描き方や色使い、構図なども、地域によっても異なり、実にバラエティ豊かです。
この作品はインド西北部(せいほくぶ)に位置するラジャスターン地方のビーカーネール地域の特色をもつ細密画です。ヒンドゥー教では、神ヴィシュヌが善を守り、悪を滅ぼすために、さまざまな姿に化身して、この世に現れると信じられています。ヒンドゥー教では、これを「アヴァターラ」といいます。ヴィシュヌには、魚、亀、猪、人獅子(じんしし)など、10の化身があるといわれており、魚に化身したヴィシュヌをマツヤ・アヴァターラといいます。「マツヤ」は魚という意味です。
マツヤ・アヴァターラは上半身がヴィシュヌ、下半身が魚からなる人魚のような姿や、大きな魚として表すことが多いのですが、この作品では大きな口からヴィシュヌの上半身が飛び出した姿に描いています。
収録されているデータベース
ColBase
ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。
最終更新日
2026/07/20