解説
昌(チャン)寧(ニョン)は韓国の南部、洛(ナク)東(トン)江の中流にあり、三国時代・5~6世紀には「比(ひ)斯(し)伐(ばつ)」と呼ばれ、強大な首長が君臨していました。昌寧古墳群で戦前に出土した金銅の装身具は、「比斯伐」の首長の権勢をものがたっています。
銅に金メッキした、金銅と呼ばれる材料で作られた冠帽です。朝鮮半島の三国時代、昌寧にあった小国・比斯伐の有力者のものでした。
頭に載せる帽子のような形の両側に翼のような飾りが付き、上の方は角のように高く伸びています。全体に透彫を施していますが、製作当初は内側に美しい布を当てており、金色の間に色とりどりの繊維が見えていたことでしょう。
全体に金銅で作った小さな円板をぶら下げていますが、これらは、冠帽をかぶった人物が動くたびに揺れて輝き、かすかな音を発しました。
有力者だけに許された色や光、音をまとっていたのです。
収録されているデータベース
ColBase
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最終更新日
2026/07/20