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青花鹿山水文大皿 Large Dish with a Landscape and Deerせいかしかさんすいもんおおざら

解説

 ベトナムでは、中国元王朝の影響を受けて、14世紀の中頃から青花(せいか)とよばれる青い文様のやきものの生産が始まったと考えられています。
 真っ白に精製された素地が特徴的な中国景徳鎮窯(けいとくちんよう)の青花とは異なり、ベトナムの青花は灰色の厚手の素地に白い土で化粧をして絵付けをしています。また、中国青花の澄んだ発色に対して、ベトナムの青花はくすみ、やや黒色を帯びる傾向がみられます。
 この作品は中央にのびのびとした筆致で、躍動感あふれる鹿の姿を描いています。力強く、そして温和で素朴な雰囲気には、中国青花とは異なる魅力があります。
 大正時代にインドネシアへ渡り、事業で成功をおさめた岡野繁蔵(おかのしげぞう)が収集した東南アジア陶磁を代表する名品のひとつです。


筆の特性を活かし、文様を生き生きとのびやかにあらわしています。いまにも飛び出してくるような鹿の躍動的な表現には、熟練した画工の存在をうかがうことができます。コバルトは黒味を帯びた鈍い発色で、濃淡の表情が豊かで、まるで水墨画のような印象を与えます。

メタデータ

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ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。

2026/03/30