本文に飛ぶ

阿弥陀三尊および僧形像 The Buddha Amida Triad and Two Priestsあみださんぞん  そうぎょうぞう

解説

阿弥陀如来(あみだにょらい)を中心に仏さまが集合しています。銅でできた原型に銅のうすい板をあて、たたいて作りました。うすい銅がシワにならず、破れずに仕上がっている点はスゴ技の見せどころ!うら側から見ると、銅板のうすさや仕事の細かさを知ることができます。


説法をする阿弥陀如来(あみだにょらい)を中心に、観音菩薩(かんのんぼさつ)と勢至菩薩(せいしぼさつ)が両脇に立ち、その間から合掌する二人の僧侶が上半身をのぞかせています。この作品は銅の原型に薄い銅板をあて、丁寧に打ち出すことで形を転写したもので、押出仏(おしだしぶつ)と呼ばれています。我が国では7世紀の中頃から8世紀の中頃にかけて見られる仏像の制作法で、一つの原型から複数の作品を作ることができるため、主に個人が礼拝するための仏像が作られました。
法隆寺献納宝物に伝わる11面の押出仏のうち、これは最も優秀な技術を見せる作品。打ち出しの時に生じやすい皺(しわ)や亀裂がほとんどなく、光背(こうはい)の細かな装飾まで丹念に表されています。薄いなかにも奥行が感じられ、仏の表情や衣の重なりに見られる柔らかな表現も見事です。現在は錆色(さびいろ)をしていますが、本来は全体にメッキが施され、髪や眉、口や髭などには鮮やかな色がつけられていました。また周囲に穴が開けられていることから、釘によって厨子(ずし)の中に固定されていたと考えられます。

メタデータ

教育

規約に従うことで制限なく利用できる

非商用

規約に従うことで制限なく利用できる

商用

規約に従うことで制限なく利用できる

収録されているデータベース

ColBase

ColBase: 国立文化財機構所蔵品統合検索システムは、国立文化財機構の4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)と一つの研究所(奈良文化財研究所)の所蔵品を、横断的に検索できるサービスです。

2026/03/30