解説
松本城は、大天守を中心に5棟の建物からなる黒と白のコントラストが美しい城です。 五層六階の大天守は、現存する天守のなかでは日本最古のものです。天守群のうち大天守・乾小天守・渡櫓は、戦国時代末期の16世紀末に、辰巳附櫓・月見櫓は、世の中が平和になった17世紀前半にたてられました。大天守は、戦いにそなえた強固なつくりで、城内には、攻めこむ敵兵に鉄砲や矢をはなつ「狭間」や、石垣を登る敵兵に真上から石を落とす「石落」などが、いたるところにもうけられています。 いっぽう、月見櫓は、その名前のとおり月を鑑賞するための施設で、江戸幕府の3代将軍徳川家光をもてなすためにつくられました。戦いのための天守に、娯楽施設である月見櫓がむすばれているのは、松本城だけです。 明治時代になると、松本城はその役割を終え、櫓や城門などがつぎつぎとりこわされました。天守も売却されてしまいますが、地元の人たちの熱心な保存活動によって残され、5つの建物すべてが国宝に指定されました。現在も松本の町のシンボルになっています。
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最終更新日
2026/03/25