解説
日本列島の中で本州の南西、九州の東にある島は、四国といいます。この四国にある88か所の寺に参拝することや参拝する人を表すヘンロという文化があります。 四国は、日本の仏教に大きな功績を残した古代の僧侶、弘(こう)法(ぼう)大(だい)師(し)が修行をした土地です。大師にならって多くの僧侶が四国各地を巡って修行をするようになり、それがやがて一般の人々にも広まったのです。 ヘンロは、一つの聖地を目的地とせず、88の寺全てを目的地としています。88の寺の宗派も様々なら、参拝する人の宗派や国籍も様々です。ヘンロは全ての人に開かれているのです。 88の寺を巡ると四国を一周したことになり、距離は約1400㎞に及びます。地元の人々には、巡礼者に飲食物をふるまったり、道案内をしたりしてこの巡礼を支える習慣があります。オセッタイといい、これもヘンロの特徴です。 ヘンロは、巡礼者の信仰心と、四国の人々の心が一体となった文化なのです。
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最終更新日
2026/03/25