解説
白地の皿に花柳章太郎が梅の花を描いたもの。箱書に「梅皿」「伏見/東山陶工場にて/花柳章太郎/自作/拙画/昭和十五 年/三月吉日」とあり、昭和15年(1940)に京都・伏見で制作された。 章太郎が名実ともに新派の花形として活躍していた時期に作られたもので、この年の8・9月には新興キネマの映画「晴小袖」(川口松太郎原作、依田義賢脚色、牛原虚彦監督)の京都撮影所での撮影に参加している。京都滞在中に作った皿と思われるが、陶器への絵付けにまだ慣れていないのか、梅の絵にぎこちなさが残る。 花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成10年(1998)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
収録されているデータベース
文化遺産オンライン
国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を公開することなどを目的とした文化遺産のポータルサイト。文化庁と国立情報学研究所が、共同で運営しています。
最終更新日
2026/04/10