解説
隈:むきみ隈、一本隈。むきみの隈は貝のむき身に似ることに由来し、若く一本気な性格を表す。一本隈も同様に若々しさを感じる。役者・役名:むきみの隈が五代目市川染五郎(初代松本白鸚)の松王丸。一本隈が二代目尾上松緑の梅王丸。九代目市川海老蔵(十一代目市川團十郎)の桜丸は通常の歌舞伎化粧。昭和24年(1949)4月東京劇場、『菅原伝授手習鑑』「賀の祝」上演時のもの。署名:「松王を勤めて/市川染五郎(朱印)錦升」「梅王を勤めて/尾上松緑(朱印)不明」「桜丸/海老蔵(朱印)五粒」。海老蔵・染五郎・松緑は七代目松本幸四郎の三人息子。「高麗屋三兄弟」と呼ばれる。長男海老蔵は團十郎家の養子、次男染五郎は初代中村吉右衛門に入門、三男松緑はその吉右衛門の好敵手六代目尾上菊五郎に入門し、戦後歌舞伎を彩る名優となる。
収録されているデータベース
文化遺産オンライン
国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を公開することなどを目的とした文化遺産のポータルサイト。文化庁と国立情報学研究所が、共同で運営しています。
最終更新日
2026/04/10